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福祉に役立つ資格にはどんな種類があるの? 取りやすい資格や役立つ資格5選

Fukushi Shikaku

高齢者や障がい者など、日常生活を送るのが困難な人々を助け、社会に貢献する福祉の仕事。
そんな福祉の仕事の中には、資格が必要な仕事とそうでない仕事があります。
福祉の資格にはどんな種類があるのでしょうか? また、なりたい仕事に就くためにはどんな資格を取得すれば良いのでしょうか。

今回は福祉業界で働くために役立つ資格をまとめてお伝えします。
まずは福祉の仕事にはどのようなものがあるのかご紹介します。

目次

福祉の仕事はどんなものがあるの?

福祉サービスは主要なところに限るならば、およそ以下の4つの対象に分けることができます。

  • 高齢者を支援……介護施設などで働く
  • 障がい者(障がい児)を支援……障がい者支援施設などで働く
  • 児童を支援……保育園などで働く
  • その他、生活困窮者などを支援

さらに、福祉の仕事内容もいくつかに分類することができます。
ここでは介護に特化した視点で見てみることにしましょう。

  • 介護の仕事……主に介護施設などで実際に高齢者の世話をする仕事
  • 相談援助業務……相談を受けて介護サービスの内容を検討する仕事
  • その他、保育、看護、リハビリ、調理、経営管理など

このように対象と仕事内容を軸として福祉サービスを分類すると、以下のような表にまとめることができます。

対象者 高齢者 障がい者 児童 その他
介護 介護職員 保育士
介護福祉士
相談援助業務 社会福祉士
社会福祉主事
ケアマネ―ジャー 精神保健福祉士

ご覧のように福祉サービスは、支援したい人や携わりたい仕事によって、取得するべき資格が異なります。
上記の表の中では、介護職員を除くすべての仕事は資格がなければ就くことができません
特に上位の資格試験を受験するには、現場での経験年数と同時に、特定の資格を持っていることが条件になるケースも少なくありません。

したがって、将来的にどんな仕事をしたいか決めておき、そのためにはどのような資格を取得しておくべきか確認しておくことは非常に有意義です。
資格の有無は給料や就転職にも大きく影響します。長く安定して働き続けるためにも、福祉の資格を取得してあなたらしいキャリアの形成を目指しましょう。

福祉に役立つ資格はどんな種類があるの?

ここからは福祉関係の資格を一覧で見ていくことにしましょう。

ここで紹介する資格の分類

介護の現場で働く人の資格

主要な資格

  • 介護職員初任者研修
  • 実務者研修
  • 介護福祉士(国家資格)

介護職員初任者研修

介護の仕事に就く上で、まず初めに取得しておきたい資格です。
最短1ヵ月で取得することができ、内容も初めて介護に携わる人に向けた、基礎的かつ実務的なカリキュラムで構成されています。
また訪問介護事業所で働く場合は、初任者研修以上の資格の取得が必須となっています。
介護職員初任者研修について詳しく知りたい人はこちら>>

実務者研修

実務者研修は、国家資格「介護福祉士」の受験条件のひとつとして定められている資格です。
無資格未経験でも受講が可能ですが、取得に約半年程度かかるため、計画的な受講が必要になります。
取得することによって、サービス提供責任者の役職にも就くことができる有用な資格です。
実務者研修について詳しく知りたい人はこちら>>

介護福祉士(国家資格)

介護資格の中では唯一の国家資格です。経験や資格要件を満たせば、大学に通わずとも受験でき、合格率もそれほど低くないことなどから、この資格の取得を目標として働いている介護職員も多いようです。
介護福祉士について詳しく知りたい人はこちら>>

合わせて取りたい資格

  • 認知症介助士
  • レクリエーション介護士
  • 介護予防運動指導員
  • 介護事務
  • 喀痰吸引等研修

認知症介助士

高齢者の6人に1人が認知症を患うこの時代、介護の仕事に就くならばぜひ取得しておきたいのが、認知症ケアに関わる認定資格です。
短期間で取得できる場合がほとんどですので、グループホームで働く人はもちろん、介護福祉士の資格取得後に、知識を深めるために受講するのも良いでしょう。

なお、認知症関係の認定資格は他にも多数存在します。
人気の高い「認知症ケア専門士」やビギナーにも易しい「認知症ライフパートナー検定」、その他にも公的資格の「認知症介護実践者研修」など様々な資格が用意されています。
目的や自分のレベルに合った資格を選んで取得することをおすすめします。

レクリエーション介護士

介護職員になって意外と悩む人が多い仕事の一つに、レクリエーションの企画があります。
レクリエーション介護士の資格講座では、高齢者の状態に合わせたレクリエーションの組み立て方を学ぶとともに、レクの企画・実践方法、安全への配慮などといった考え方を身に付けることができます。

介護予防運動指導員

数ある介護予防資格の中でも人気の高い資格です。
受講資格が設けられており、例えば初任者研修を保有している人は、実務経験2年以上を積むことで受講することができるようになります。
介護予防運動指導員について詳しく知りたい人はこちら>>

介護事務

主にパソコンを使用した介護保険請求業務について学べる資格です。
パソコン操作が苦手な人や、将来的にケアマネ―ジャーへのスキルアップを見据えている人などにおすすめです。
介護事務について詳しく知りたい人はこちら>>

喀痰吸引等研修

基本研修と実地研修で構成されており、両方修了することによって、痰の吸引と経管栄養を行うことができるようになる研修です。 ただし、実務者研修を修了すれば基本研修が免除される(実際に医療行為をする場合は実地研修が必要)ため、 実務者研修を修了したほうが有用とも考えられます。

相談援助業務向けの資格

  • ケアマネージャー
  • 社会福祉士(国家資格)
  • 精神保健福祉士(国家資格)
  • 社会福祉主事任用資格

ケアマネージャー

高齢者や家族の相談に基づき、ケアプランを作成してサービス内容を調整する存在です。
介護福祉士の資格を取得した後、5年以上仕事をすることで受験資格を得ることができます。 現場で介護の仕事をする介護福祉士と異なり、請求業務や調整業務などが中心となります。
ケアマネージャーについて詳しく知りたい人はこちら>>

社会福祉士(国家資格)

日常生活を営むことが困難な人の相談を受け、サポートを行うための資格です。
一般の大学や短大を卒業している人でも、厚生労働省の指定する一般養成施設の講座を修了することで、国家試験の受験資格を得ることができます
社会福祉士について詳しく知りたい人はこちら>>

精神保健福祉士(国家資格)

社会福祉士と異なり、精神に障がいを持つ人のみを支援する資格です。
福祉系の4年制大学、あるいは2年制、3年制の短大を卒業して取得するルートが一般的です。

社会福祉主事任用資格

社会福祉士とほぼ同じ業務ができるようになる資格で、介護事業所に在籍して相談援助業務に携われるようになります。
社会福祉士と比べて給料は少ないものの、仕事の幅を広げたい人が、介護福祉士として働きながら取得するケースもあります。

その他の資格

  • 福祉用具専門相談員
  • 福祉住環境コーディネーター
  • ガイドヘルパー同行援護従業者行動援護従業者/重度介護従事者養成研修/准サービス介助士
  • 認定音楽療法士
  • 介護食士
  • 福祉ネイリスト

福祉用具専門相談員

福祉用具をレンタルまたは販売する事業所に、最低2名以上の配置が義務付けられている存在です。
約5~7日間の短期間で取得することができ、合格率がほぼ100%ということもあって、福祉用具の取り扱い方を学んでおきたい人におすすめです。
福祉用具専門相談員について詳しく知りたい人はこちら>>

福祉住環境コーディネーター

高齢者や障がい者が安全に生活できるよう、住環境のリフォームなどの提案を行う存在です。
2級以上を取得することで「住宅改修を必要とする理由書」を作成することができるようになりますが、合格率が40%前後というやや難関な試験でもあります。
福祉住環境コーディネーターについて詳しく知りたい人はこちら>>

ガイドヘルパー/同行援護従業者/行動援護従業者

障がいを持つ人の外出をサポートする資格です。
ガイドヘルパーは「視覚障がい者移動介護従業者」と「全身性障がい者移動介護従業者」、「知的障がい者移動介護従業者」の3つに分類されます。
「同行援護従業者」と「行動援護従業者」はそれぞれ、視覚に障がいのある人と知的障がいのある人をサポートする資格です。
ガイドヘルパー/同行援護従業者/行動援護従業者について詳しく知りたい人はこちら>>

本当に役に立つ福祉の資格5選

これまでたくさんの福祉の資格について見てきましたが、結局どの資格を取得すればいいのか、まだ決めかねている人も多いと思います。
そこで今回は、仮に介護業界で働いた場合、

  • 給料アップに直結しやすい
  • 就ける役職の種類が増える
  • どのような施設形態でもいかせる
  • 上位資格の要件になる

などのメリットを持つ、5つの資格をピックアップしてみました。

介護職員初任者研修

初任者研修は取得することにより給料が上がりやすく、就転職が有利になります。また、訪問ヘルパーとして働くためには必須の資格です。

実務者研修

実務者研修を取得すると、給料アップが見込めるほか、条件の良い職場に雇われやすくなります。訪問介護事業所で働いている人は、サービス提供責任者という役職に就くことができます。将来的に介護福祉士を目指している人は、受験資格を得るために修了しておく必要があります。

介護福祉士(国家資格)

介護資格の中で唯一の国家資格です。給料アップや応募可能な求人が増えるほか、現場のリーダーとして活躍することができ、上位資格へのキャリアアップにも繋がります。

ケアマネージャー

ケアマネ―ジャーは介護の職種の中で、最も平均年収が高い役職です。また夜勤がない・土日休み・デスクワークの働き方を選ぶことができるようになります。さらに上位資格の主任ケアマネージャーを目指すこともできます。

社会福祉士(国家資格)

社会的に信頼性の高い国家資格を得ることができます。介護のみならず、幅広い領域で活躍できるため、就職先の選択肢が豊富です。別の相談援助業務の資格を目指して、この資格からステップアップすることもできます。

誰でも受けられて、比較的取りやすい福祉の資格5選

次に、介護業界で役立つ資格のうち、比較的取得しやすいと言われている資格をご紹介します。
大きな特徴としては受講資格が限定されていないため、無資格・未経験でも受講できるということ。次いで、受講期間が比較的短期間で済むことなどを中心に選びました。

介護職員初任者研修

介護職員初任者研修は、最短1ヵ月で取得できる介護のビギナー向け資格です。
修了試験の合格率はほぼ100%と言われ、わからないところも丁寧に対応して貰えます。

実務者研修

実務者研修は修了試験がなく、研修を修了するだけで資格を得ることができます。
スクーリングは5~10日程度ということもあり、働きながら学びたい人にも適しています。

福祉用具専門相談員

福祉用具専門相談員は、約5~7日程度の短期間で修了できる資格です。
修了試験の合格率もほぼ100%となっているため、安心して受講することができます。

介護事務

介護事務の研修は最短3日間で修了することができます。
通信講座も用意されているので、コロナ禍で外出を控えている人も安心です。

レクリエーション介護士2級

レクリエーション介護士2級は2日間で修了できる講座です。
上位資格の1級を受けたい場合は、レクリエーション介護士2級を取得しておく必要があります。


多くの福祉資格を見てきましたが、あなたの目指したい資格は見つかりましたか? まずは取得しやすい初級資格から挑戦し、働きながら徐々に上位資格を目指してステップアップしていくのが理想的です。
年齢を問わず、働きながら自分のペースで取得できる福祉の資格は、これから先きっと役立つ時がやって来ます。
気になる資格が見つかった人は、ぜひ資料請求してみてくださいね。

資格の取得方法や詳しい説明についてはこちら!>>

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