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ケア資格ナビ> 特集記事> 要チェック!介護の履歴書、正しい書き方
就職や転職をする際に、まず必要となってくるのが履歴書です。
介護の仕事は人と向き合う仕事ですので、面接が重要視される傾向はあります。とはいえ、面接試験は履歴書に従って進行しますので、きちんとしたものを用意しておくことがやはり大切です。
こちらの記事では履歴書の
などをご紹介します。
これを読んで履歴書作成をすれば、採用にぐっと近づきます!
介護業界は人手不足なこともあり、応募条件に当てはまっていれば履歴書だけで落とされることは多くはないでしょう。
ですので、介護業界での履歴書作成のポイントは書類審査を通過するためというよりは、いかに面接をスムーズに運べる履歴書を作れるかがポイントになります。
これまでの経験やスキル、応募動機、自分の長所を、面接の際にアピールしやすくなるような履歴書を作成すると、好印象を与えることができ採用に近づくことができるでしょう。
採用側は履歴書で応募者の人柄や熱意を見ていきます。本当に採用されたいという思いをもって書かれた履歴書は採用側にもひと目で分かりますし、それはそのまま面接担当者の採用ポイントに直結します。
履歴書がそっけなかったり間違いがあったりすると、せっかく熱意があっても伝わりにくくなってしまいますので注意しましょう。
また、介護事業所にはそれぞれ独自のカラーやニーズがあります。応募者の経歴やスキル、長所などを見て、職場にマッチしていそうかどうかも見られるでしょう。
履歴書を書く際のポイントを押さえたところで、次項からは履歴書作成を実際に行う際に必要な情報をご紹介します。フォーマットを項目別に分け、介護業界ならではの注意点も押さえていきましょう。
好印象の履歴書に仕上げるために、マナーなどにも気を付けながら準備を進めましょう。
ある程度のフォーマットは統一されていますが、市販の履歴書にもさまざまな種類があります。
アピールできる資格が多い人は資格欄、そうでない人は志望動機・自己PR欄が大きいタイプを選ぶと良いでしょう。
オリジナルの履歴書フォーマットを作成する人もいますが、介護業界では通常のフォーマットを使った方が無難といえます。
面接会場へ直接持参する場合は、クリアファイルや封筒に入れることで折れジワを防ぎます。郵送で送付する場合も、同様にクリアファイルに入れて送るのが一般的なマナーです。
履歴書に捺印する印鑑は、朱肉タイプの印鑑を使います。捺印するときは傾かないよう捺印マットを下に敷き、にじまないようにします。
介護業界の場合、履歴書は手書きの人が多いようです。たとえ字を書くのが苦手でも、一字一字丁寧に書くことで、相手に真摯な気持ちを伝えることができます。
黒色のボールペンを使用し、インクのにじみにも注意しましょう。
万が一書き間違えてしまった場合、修正液を使うことはできないので、はじめから書き直しになります。対策として、あらかじめ各項目に記入した見本の履歴書を作成しておき、それに基づいて書くと良いでしょう。
なお、あまりにも字に自信がない人や正確に書く自信のない人は、パソコンで作成しても問題はありません。
証明写真は採用側が目を留める履歴書のポイントの一つですので、必ず添付しましょう。証明写真で採用側にさわやかな印象を与えるためにも、準備が必要です。
可能な場合は、仕上がりが違いますので写真専門店などで撮影してもらうと良いでしょう。スピード写真で撮影する場合は表情や身だしなみに気を付けて、背景は無地に設定します。
一般的にはジャケットを着用したスーツが望ましいですが、介護業界においてはビジネスカジュアルでも可能です。
いずれの場合も衣服にシワや汚れがないか、髪色は明るすぎず清潔感があるか、またメイクやアクセサリーは華美になり過ぎていないかなどに注意します。
応募条件に含まれる介護の資格を保有している場合、資格証明書の原本を持参する、あるいはコピーの提出を求められることがありますので、事前に準備しておきましょう。
こちらでは項目ごとに書き方を紹介します。一通り読めば、間違いのない履歴書が作成できますので、確認しておきましょう。
記入日ではなく、履歴書を提出する日を記入します。郵送する場合はポストに投函する日付、持参する場合は履歴書を持参する日付にします。
楷書体で丁寧に氏名を記入し、年齢は履歴書提出時の満年齢を記入しましょう。捺印する場合は曲がらないように気をつけます。
3カ月以内に撮影した証明写真を添付しましょう。写真の裏面には、万が一剥がれてしまったときに備えて氏名を記入しておくと安心です。
のりは剥がれてしまうことがありますので、粘着力の強い両面テープを使用するのも可です。
学歴と職歴は項目を分けて記入し、最後の行の右端に「以上」と記入します。学歴、職歴が長くなってしまう場合は、別紙で職務経歴書を書くことをおすすめします。
取得日が早いものから順番に、免許名・資格名などを正確に記入します。
介護業界では、介護・福祉・医療系などの資格を取得していると有利です。現在、介護職の資格などで勉強中の資格がある場合は、取得予定日を記入するとやる気のアピールに繋がります。
介護の資格以外では訪問介護の移動時やデイサービスの送迎などで役立つため、運転免許もプラスのポイントになります。
履歴書一番の勝負どころとされ、やる気やスキル、長所をアピールできる項目です。特技や得意な分野、職歴や趣味など、自分自身を明るく魅力的にアピールしましょう。
志望動機と自己PRは具体的な事例を取り上げながら、自分の言葉で表現することも大切です。
次項で書き方のポイントを詳しく解説します。
先にもお伝えした通り、志望動機と自己PRは履歴書の勝負どころです。
なぜなら、熱意や人柄がもっとも表れるところだからです。
面接においてもこちらの内容を聞かれることも多いです。
面接を成功させるためにも、志望動機と自己PRは以下のポイントを押さえて作成しておきましょう。
まずは「なぜ介護の仕事をしたいと思っているのか」、「応募先の職場のどこに魅力を感じたのか」などを書きます。
「応募先の職場で自分ならどのようなことができるのか」もしっかり伝わるように書きましょう。
応募先の条件とミスマッチが生じないよう、募集要項にはよく目を通しておくことも大切です。
求人応募に至ったきっかけを具体的に書きます。介護の職務経験がある人は仕事内容を、未経験の人はこれまでの仕事や、それ以外の経験などから学んだことを書きましょう。
これまでの実体験を志望動機につなげることで、内容が深くなり説得力が増します。
採用・不採用の分かれ道は、「この人を雇うことによって、会社にどのようなメリットがあるか?」を想像してもらえるかどうかに尽きます。
自分のアピールポイントが、どのように介護の現場で役立つかを提案することで、より現実的に相手の心に訴えかけることができます。
自分の経験や長所を面接の場でも伝えられるようにしましょう。
履歴書は面接時に持っていく場合とあらかじめ応募先に送付する場合があります。
送付する場合には送付状や封筒の準備も必要になりますので、書き方を確認しておきましょう。
応募先へ履歴書を郵送する場合、履歴書のほかに送付状を一緒に送付します。送付状には、A4用紙に以下のような内容を明記します。
書類を折りたたまずに入れられる白色のビジネス用封筒(A4サイズ)を選び、表面に送り先の宛名を記入します。
社名や部署名の場合は「御中」、個人の場合は「様」を付けましょう。
また、表面の左下には赤ペンで「履歴書在中」と記入し、定規を使って四角で文字を囲みます。裏面の左下には自分の住所と名前を記入します。
書き終わったら送付状、履歴書、職務経歴書など必要な書類をクリアファイルの中に挟んで封筒の中に入れます。
誤字・脱字はマイナスなイメージしか生みませんので、少しでも不安が残る場合は辞書を引きながら記入を進めましょう。
また、履歴書では修正テープを使ったり、二重線で訂正することもできません。その他にも略字を使わない、日付の西暦・和暦を統一する、などといった基本的な書類マナーを忘れないようにしましょう。
履歴書に書く場合は「貴社」、面接で話す時は「御社」と言うのが正しい使い分けです。また、 病院の場合は貴院(御院)としましょう。
丁寧に書かれた読みやすい履歴書は、採用担当者に好印象を与えます。空いている行はなるべく最後まで埋め、書くことがない項目には「特になし」と記入しましょう。
返送された履歴書の使い回しは絶対に行ってはいけません。同様に、手書きの履歴書をコピーして使用することもできません。応募先に対する誠意を疑われてしまいます。
面接の際、採用担当者は履歴書を見ながら質問します。そのため、履歴書に書いてある内容と実際の受け答えが異なると、採用担当者から信頼を得ることが難しくなってしまいます。
面接の前に、もう一度履歴書の内容を確認できるよう、手元にコピーを残しておきましょう。
介護業界がはじめての人や転職がはじめての人は、履歴書の書き方をはじめ、さまざまな不安があるかもしれません。
不安を感じる人は、転職エージェント(人材紹介)を利用してみても良いかもしれません。
介護業界の就職・転職で転職エージェントを利用することは、まだあまりポピュラーではないかもしれませんが、登録するといくつものメリットがあるため利用者が増えています。
転職エージェントは登録すると、あなた専属のコンサルタントがつきます。あなたの希望条件や経歴や資格などから、あなたに合う職場を探してくれます。
在職中などで忙しくても自分で職場を探す必要がなく、最低限の時間で転職活動を進められます。
こちらの記事で履歴書の書き方をご紹介しましたが、志望動機や自己PRの欄をどのように書けば良いのか悩む人も多いかと思います。
不安な人は希望をすれば、コンサルタントが履歴書の書き方の指導から添削を行ってくれることもあります。
希望条件があったとしても、給料や条件などを細かく面接で聞くのは気が引けますし、あまり推奨されることではないといえます。
コンサルタントはあなたに代わって応募先に条件を確認したり、交渉をしてくれます。
このようなメリットがありますが、登録・相談とも無料で一切お金はかかりません。介護業界に就職や転職を考える人も利用する価値が大いにありそうです。
転職エージェント(人材紹介)はいくつもあり、迷う人も多いかと思いますので、いくつか介護業界で転職する人向けの転職エージェントをこちらでピックアップしてみました。
選びきれない人は、まずは以下を比較検討して登録してみましょう。エージェントによりカラーもありますので、複数登録しても大丈夫です。
介護の資格を持っている人に転職支援サービスを行っています。一人ひとりに向き合ったきめこまかい対応で、利用者の満足度がとても高いエージェントです。
求人数が多く、好条件の求人も豊富で、非公開の求人もたくさんあります。厚生労働省許可で安心感もあります。
特徴 |
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サービス対象 | 介護資格保有者 |
運営会社 | 株式会社メディカルジョブセンター |
介護と医療業界に特化しており、非公開求人も多いエージェントです。
転職相談をした人や転職サービスを利用して働き始めた人から集めた、職場についての生の情報を知ることができます。無資格・未経験で登録した場合は、資格取得支援や研修制度が整う職場を紹介してくれます。
特徴 |
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サービス対象 | 介護資格保持者、無資格者、未経験者 |
運営会社 | 株式会社カスタマ |
介護業界に特化していますので、介護事業所のくわしい情報が豊富です。人間関係や職場の雰囲気などの情報も知ることができますので、人間関係を重視する人におすすめです。
好条件の求人もたくさんあり、無資格・未経験でも登録できます。入社後のアフターフォローもあります。
特徴 |
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サービス対象 | 介護資格保持者、無資格者、未経験者 |
運営会社 | レバレジーズメディカルケア株式会社 |
介護職は面接が重要といわれてきましたが、実際は履歴書をもとに面接をしますので、採用試験は履歴書作成の時点から始まっているといっても過言ではありません。
「この職場で働きたい」という意思をしっかりと伝え、自分を採用するメリットをアピールするためにも、履歴書はきちんと作成しておきたいですね。
この記事や転職エージェントを利用して、ぜひあなたの魅力が伝わる履歴書を作成してください。ケア資格ナビも応援しています。