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ケア資格ナビ> 医療事務ガイド> 医療事務で稼ぐ! 年収はどれくらい?
就職や転職をする際に「医療事務」の仕事を選択するならば、
気になりますね。
医療事務の平均給与や時給を見ていきましょう。
厚生労働省の「令和2年賃金構造基本統計調査」によると、医療事務(その他の一般事務従事者)の給与*は、28万円程度で、年間賞与やその他の特別給与額は、85万円程度でした。
給与(所定内給与額) | 年間賞与・その他の特別給与額 | |
---|---|---|
医療事務(その他の一般事務従事者) | 281,400円 | 853,400円 |
営業・販売事務従事者 | 289,200円 | 871,800円 |
受付・案内事務員 | 216,900円 | 380,200円 |
電話応接事務員 | 242,600円 | 294,100円 |
* 所定内給与額のこと。所定内給与額は、決まって支給する現金給与額のうち、超過労働給与額を差し引いた額
医療事務の給与は、営業・販売事務従事者とは同等程度の額ですが、受付・案内事務員や電話応接事務員に比べると、高収入となります。
同じ事務員としての仕事でも、職場によって収入が異なることがわかります。
医療事務のパートやアルバイト(短時間労働者*1)の場合はどうでしょうか?時給を見ていきましょう。
医療事務(その他の一般事務従事者) | ||
---|---|---|
1時間あたり所定内給与額*2 | 男女計 | 1,307円 |
男性 | 1,721円 | |
女性 | 1,245円 |
*1 1週間の所定労働時間が30時間未満である労働者
*2 各個人別ごとに所定内給与額を所定内実労働時間数で除したもの
上記の表を見ていただくとわかるように、時給は女性よりも男性の方が高くなっていますが、女性の時給は他業種と比較しても、それほど低いものではありません。
医療事務は景気にあまり左右されず、年齢的にも長く働けるため、女性にも人気のある仕事となっています。
働き方も正社員・派遣・パート・アルバイトと、ライフスタイルに合わせて選択できます。
医療事務の働き方をくわしく知りたい方は以下をご覧ください。
参考:賃金構造基本統計調査の 職種区分の見直しについて 厚生労働省
:政府統計の総合窓口 e-Stat
:第13条((障害者を雇用する場合の特定機械装置の割増償却))関係 国税庁
さまざまな働き方ができて、女性に人気のある医療事務ですが、残業はどうなのでしょうか。
以下は「令和2年賃金構造基本統計調査期間」で調査された、ひと月あたりの残業時間です。
企業規模計(10人以上) | 企業規模計(1,000人以上) | |
---|---|---|
医療事務(その他の一般事務従事者) | 7時間 | 9時間 |
営業・販売事務従事者 | 7時間 | 10時間 |
受付・案内事務員 | 5時間 | 6時間 |
電話応接事務員 | 10時間 | 11時間 |
事務員の中で医療事務の残業は、受付・案内を行う事務員と比較すれば、若干多めです。「営業時間が終われば、仕事が終わる」という業種ではないので、診療時間を終えてもレセプト業務が残っているなどして、残業を行うことがあります。
受付・案内以外の他の事務員とは、同等程度となっていますので、帳票作成などの多い事務員には、残業は少なからずあると思っていた方が良いでしょう。
「令和2年分民間給与実態統計調査結果」によると、民間の事業所の平均給与は433万円です。
「令和2年賃金構造基本統計調査」で報告された結果で計算してみると、医療事務(その他の一般事務従事者)の給与は、423万円程度となるので、「民間の事業所と比べると、平均給与は同等程度」ということが言えます。
ただし、大手転職支援サイトによれば、医療事務の給与幅は広く、「医療事務の給与は平均よりも低い」という報告もあります。
よって医療事務の仕事は、勤務先や経験など、条件によって差が出ると推測されますので、求人票をしっかりと確認して、自分に合った職場を探しましょう。
医療事務の待遇や福利厚生は、病院の規模や診療科などによって異なります。
正社員の医療事務の仕事では、上記のような福利厚生のほか、法定外の福利厚生などが充実している求人もあります。
例えば、住宅手当や医療費補助制度などです。
有給休暇については、スタッフがたくさんいる大規模な病院では、交代で有給休暇をとって休むことが比較的可能です。
一方、ギリギリの人数で仕事をまわしているような小規模な病院で、有給休暇をとることは難しく、休みづらい状況となります。
また24時間体制の大きな病院で、社員旅行や親睦会などが実施されることはあまりありませんが、休みの決まっている小規模な病院では、休診する旨をあらかじめ告知して、休みをとることも可能ですので、社員旅行や親睦会を開催している病院もあります。
待遇や福利厚生は病院の特徴によって、ある程度見極めることが可能ですが、「いまの給与水準では少ない」と感じている人は、どうしたら良いのでしょうか。
医療事務で年収を上げるためには、いくつかの方法が考えられます。
現代の医療業界は診療科が細かく分類され、それぞれの診療科の特徴を見せるような病院経営が盛んです。
病院では病気で気持ちが落ち込んでいる人が多いため、外から見ると病院とは思えないような外観の病院が登場しています。
また内装にもこだわり、高級感を出して、患者がリラックスできるような空間を提供しているところもあります。
このような取り組みは比較的、心療内科や美容外科、婦人科系などの病院で行われており、そのような病院では、初めから基本給が高めに設定されている求人も見かけることができますので、焦点をしぼって検討していくと良いでしょう。
規模の大きな病院では、たくさんの医療事務員がいるため、事務長やリーダーなどと称して、管理職を設けている病院があります。
たくさんの医療事務員をまとめるには、能力が必要です。管理職手当を設けている病院で昇進を目指すのも良いでしょう。
事務長やリーダーになるには、まずスタッフからの信頼を得ることが大切です。
医療事務員としてのスキルはもちろんのこと、コミュニケーション能力や観察力などを身につけていきましょう。
医療事務には、民間の多くの資格があります。求人の中には、医療事務の有資格者を条件としている病院もあります。
また医療事務の資格を持っていると、「資格手当」を付与してくれる病院もあります。
いまどきの就職事情として、有資格者を優先的に採用している病院もありますし、資格手当がつけば、収入アップも期待できますので、医療事務の資格を取得することは就職や転職にも役に立つと言えるでしょう。
これまでにご紹介したように、医療事務の資格を持っていると仕事の役に立つことはたくさんあります。
医療事務の仕事に資格は必須ではなく、無資格でも働けますが、有資格者を優遇する向きはあります。
医療事務の資格を取得すると、どんなメリットがあるのでしょうか。
条件の良い求人には、ライバルがいるものです。医療事務の資格を持っていると、履歴書に書けるので、自分をアピールすることができます。
無資格で入職すると、なにもかもが初めてで気持ちが焦ってしまうものですが、医療事務のスクール講座では、受講生が理解できるまで、ていねいにゆっくりと解説してくれます。
パソコン入力など、反復することで身につくスキルも、自分のペースで学ぶことができるため、慌てることなくしっかりとスキルを身につけることができます。
スクールでは、医療事務の仕事でメイン業務となる「レセプト業務」をしっかりと学べます。
スクールで学ぶと、資格試験にもチャレンジできるので資格も手に入れることができます。
前述した通り、医療事務の資格は資格手当が付与され、給料アップにつながる場合があります。
このように医療事務の資格を取得すると、メリットがたくさんあります。
医療事務の資格を取得するには、スクールに通うと良いでしょう。スクールでは、資格に特化した内容のカリキュラムで、学習が進められています。
スクールではこれまでの問題の分析から、どんな問題を繰り返し解いたら、合格点に達するかのテクニックを持っています。
また即戦力となれるようなパソコンの実務も身につけることができます。
スクールでは就職サポートも行っているところが多いため、スクールで資格を取得し、就職先まで決めることも可能なのです。
医療事務の資格は、スクールによって取得できる資格の種類が異なります。
まずはケア資格ナビで資料を請求して、どのスクールの資格があなたにとって必要なのかを検討してみてください。
ケア資格ナビの資料はいくつ請求しても無料です。
資料だと比較しやすいので、お気軽に請求してみてくださいね。