ケア資格ナビ> 医療事務ガイド> 医療事務の仕事内容は? 受付・会計業務について
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人々の暮らしの中で、老若男女を問わず必要とされる病院やクリニック。そのような医療機関には、医師や看護師とともに活躍する「医療事務」という仕事があります。
こちらの記事では、医療事務の仕事内容や一日の流れ、必要なスキルなどをご紹介します。
資格を取得しやすく、体力的にも長く勤められることから女性を中心に人気のある医療事務。
具体的にはどのような仕事をしているのでしょうか。
医療事務は医療機関の顔となり、来院した患者や来客に対する対応を行います。
受付で患者の体調を聞いて医師や看護師に伝達したり、診察室へ案内したりします。
最近ではコロナウィルス感染症の影響で、診療予約を受け付けている医療機関が増えており、電話対応も必須業務といえます。
患者や業者に対する会計業務を行います。
最近は現金のほか、精算機・クレジットカード・電子マネー・スマートフォン決済など、さまざまな会計方法がありますので、適宜対応します。
請求業務は「レセプト業務」とも呼ばれ、「国民健康保険団体連合会」(国保連)に「診療報酬明細書」を提出し、診療報酬を請求します。
毎月1日~10日が受付期間のため、その期間は忙しくなります。
電子カルテの記入補助や紹介状の送付準備など、事務的な業務を行います。
医療機関によっては、院内の清掃・消毒などの施設管理や、備品のチェック・発注などを行う場合もあります。
入院施設のあるような大きな医療機関では、上記のような業務を一手に請け負う医療事務ではなく、「外来クラーク」「病棟クラーク」と呼ばれるような医療事務が存在します。
クラークは事務員の意味で、このような医療機関では、会計や請求業務を分業して、別のスタッフが行っている医療機関が多いです。
外来クラークはおもに外来患者全般の対応を行います。受付業務や電話対応、カルテなどの情報管理、事務的業務などを行います。
一方、病棟クラークはおもに各診療科に来院する患者の対応を行います。各診療科での受付業務や検査の案内、入退院手続き、紹介状の送付などを担当します。
患者が診察から検査、会計までスムーズな行動ができるようサポートします。
医療事務員は職場によって多少異なりますが、だいたいは以下のような流れで1日の仕事を行います。
小規模クリニックのある医療事務員の1日を見ていきましょう。
小規模クリニックの場合、午前の診療と午後の診療の時間帯が空いているため、外出可能な勤務体制をとっている医療機関があります。
診療時間帯は基本的に患者対応が忙しいため、請求業務や備品チェックは行うことが難しくなります。
業務がたまってしまわないよう期日に気を配り、診療の合間や診察終了後に、請求業務などを適宜行っていくことが求められます。
このように計画的な事務処理能力が求められる医療事務ですが、人気の理由はどのようなものがあるのでしょうか。
医療事務の仕事は特に体力を必要としないので、年齢を気にせず長く働き続けることができます。
また医療事務の仕事をするための病院やクリニックは全国どこにでも存在しますので、家族の都合などで引っ越しを伴っても、引っ越し先で仕事を探すことができます。
世の中がどんな不景気になっても、人々の健康を維持するための医療機関は常に必要とされています。多少の収入の変動はあっても、医療機関の仕事がいっさいなくなることはありません。
医療事務の仕事も同様です。医療機関には必ず必要とされる医療事務なら、景気に左右されず安定して収入を得ることができます。
医療機関は、診療時間や診療日が決まっています。休みもはっきりしているため、プライベートと仕事の切り替えがしやすい仕事です。
年間のスケジュールが立てやすく、有給を使って旅行・帰省に行くことも可能な医療事務は人気があります。
どんな仕事をするにも事前に知っておいたほうが良いことがあります。
実際、医療事務の仕事もメリットばかりではないはずです。
中には「医療事務の仕事が忙しい」「医療事務の仕事がつらい・大変」だと思う人もいます。それはどんな理由からでしょうか。
医療事務は働きやすさもありますが、「仕事がつらい・大変」と感じる場面もあります。
無資格で働き始めた人の本音の中には、「医療事務って最初は覚えることがたくさんあって難しい!」などという意見が。
さらにお金を扱う会計業務や患者の対応で、気を遣うこともあります。
「仕事がつらい・大変」だと感じるのは、どのような場面なのでしょうか。
一般的にはこのような本音が聞かれます。仕事がつらいものとならないよう、こうした本音の解消方法について考えてみたいと思います。
医療事務で長く働き続けられるよう、以下の3つの方法をご紹介します。
想定していた条件と違った こんなときは?
まずは、自分が「その職場でどのように働きたいのか」ということをイメージしておくと良いでしょう。職場環境や条件、自分の希望などをはっきりとさせておくと、就・転職がスムーズになります。
前もって自分の希望が明確でないと、採用担当者と話したときに、きちんとした説明ができず、結果、希望通りの就・転職とならない場合が出てきてしまいます。
キャリアアップしたい人の中には医療事務資格の取得のほか、介護事務の資格などを取得する人もいます。
複数の資格を取得することで、キャリアアップしやすくなるでしょう。
覚えることが多くて大変! こんなときは?
医療事務は受付業務や事務的業務などのほか、請求業務があり、覚えることの多い仕事です。
また繁忙期がある理由のひとつに、請求業務に期日があることがあげられます。締め切りに間に合うように請求業務を行わなければならないからです。
このような業務に対応できるよう、就業前にスクールで医療事務のスキルを学んでおくことが、余裕をもって働き続けるためのひとつの方法になります。
スクールで請求業務や接遇マナーを学ぶことで、繁忙期の業務をスムーズにこなしていくことができますし、クレームの対応などにも役立ちます。
また面接時には就業前に資格を取得しておくことで、未経験でも職場の即戦力とみなされ、採用担当者へ好印象をもたらします。業務に就いても、自分の業務に自信を持つこともできます。
利用者や職場の人との人間関係に悩む! こんなときは?
就業前に職場見学をし、現場のスタッフなどと話をしてみたり、働きぶりを確認したりすると、その職場の雰囲気を感じ取ることができるため、職場環境について想像することができます。
見学の際には、「どんな人材を探し求めているのか」「どんな仕事をするのか」などもしっかり確認しておくと、自分がその職場でどんな仕事をするのかをイメージすることができるでしょう。
就業前、職場を確認しておくことで、就業後の失敗を回避することにつなげられます。
医療事務にはクリニック・総合病院・大学病院・診療所など、さまざまな働く場所があります。またその勤務先によっても、多少給料は異なります。
美容クリニックの給料が高めなので、そういった条件で的を絞って就活している人もいます。
医療事務の働き方は正社員のほか、派遣・契約・パート・アルバイトなどがあります。
働き方を選べるので、ライフスタイルに合った働き方ができる医療事務は特に女性に人気があります。
医療事務になるのに、資格を必要としている求人はあまり見かけることはありません。
無資格でも医療事務になることは可能ですが、医療事務の資格を取得しているとやはりメリットはあります。資格取得のメリットをみていきましょう。
まず医療事務の資格を持っていると、未経験でも採用担当者からは即戦力を期待されます。
何の経験もなく、無資格の人より好印象です。複数のライバルがいる場合は、一歩リードすることができます。
入社時にはすでに資格を持ち、ある程度の業務を担当することができるため、就・転職先の先輩からの指導を最低限に抑えることができます。
職場の人の業務を減らすことにつながるため、人間関係を良好にすることができます。
スキルを持っていれば、仕事の話ばかりでなく、雑談にも応じる余裕が生まれるはずです。
請求業務などで繁忙期のある医療事務は、患者対応も同時にこなす必要があり、仕事に余裕を持っておくことは大切です。
仕事に余裕があれば、患者対応に余裕を持つことができます。
さらなる資格取得など、スキルアップを狙うことも可能です。
職場によっては医療事務の資格を取得していると、資格手当がつく場合があります。
スクールに通っているときは忙しいかもしれませんが、資格手当は就職後、毎月入ってくる収入ですので、将来を考えると資格を取得していて損はありません。
医療事務の仕事は病院の形態や診療科によって多少の差異はありますが、どこの医療機関に勤務しても同じような業務が任されます。
そのため一度、医療事務としての基本業務を身に付けることができれば、家族の転勤や引っ越しがあっても、その地の医療機関で働くことができるでしょう。
子育て中の人はパート勤務、時間に余裕のある人はフルタイム、など自分のライフスタイルに合わせることも可能です。
そんな医療事務の資格を取得するには、スクールに通って医療事務の資格講座を受講するという方法があります。
スクールでは、同じ目的を持った仲間と出会えてモチベーションも高まります。資格を取得することで仕事にも余裕が生まれるので、新生活で慌てることがありません。
医療事務の資格にはさまざまな種類がありますので、まずはケア資格ナビでどのスクールの資格を取得するか、検討してみましょう。
資料を見ると、スクールでどんな医療事務の資格が取得できるかわかります。いくつ請求しても資料は無料ですので、安心して請求してくださいね!