介護・福祉・医療資格講座紹介
掲載希望スクール様はこちらケア資格ナビ> 実務者研修ガイド> 実務者研修のスクーリングはどんな内容?スクール選びのポイントは?
実務者研修修了は介護福祉士を受験する際の要件のひとつにもなっており、取得を考える人も多くいるのではないでしょうか?
実務者研修の講座は、「通信+通学(スクーリング)」形式の受講スタイルがほとんどで、無資格者の場合で合計450時間以上、期間にすると6カ月以上の受講が必要です。
カリキュラムのほとんどは通信で学ぶことが可能ですが、通学が必須となっている科目もあります。
では、通学が必須の科目はどのくらいあるのでしょうか? そしてどのような内容なのでしょうか? こちらの記事では通学講座の時間や内容、そしてスクール選びのポイントまでを紹介したいと思います。
スクールに通って学ぶこと(通学)をスクーリングと言い、実務者研修を修了するにはスクールに通う必要がある科目があります。無資格者が受講する実務者研修の講座時間450時間以上のうち、400時間以上は通信講座で学ぶことができますが、以下の2科目が通学の必要があります。
科目 | 時間 |
---|---|
介護過程Ⅲ | 45時間 |
医療的ケア演習Ⅰ | 12時間 |
合計 | 57時間 |
*実務者養成施設により、時間数が異なったり通学が必要な科目が異なることがあります。また、すでに保持している資格により、一部免除される場合もあります。
「介護過程Ⅲ」が45時間、「医療的ケア演習Ⅰ」が12時間で、合計57時間が通学講座にかかる時間となり、通学講座では通信講座で学んできたことを踏まえて、介護の現場に即した演習を行っていきます。
実務者研修のカリキュラムを知りたい>>
それでは、通学講座に指定されている2つの科目は、実際にどのようなことが授業で行われているのでしょうか? とあるスクールを参考に見てみましょう。
介護過程Ⅲの内容
介護過程Ⅲの通学講座では、例えば「Aさん80歳男性、脳梗塞により右片麻痺、介護老人保健施設に入所中、在宅復帰に向けリハビリ中」などの具体的な事例をもとに、アセスメント(利用者の状態や希望を把握をするための情報収集作業)を行い介護計画を作成、介護の実践を行います。最後に実技テストを行い、修了評価を受けます。
介護過程とは?
介護過程とは、「質の高い介護を実施するために必要な手順と経過のこと」です。介護過程の中でアセスメントや課題の明確化、計画や実施、評価を行っていきます。
介護過程では、利用者の情報や希望を分析しニーズや課題を見つけることで、その人らしい生活を送れるようにすることを目的としており、介護のプロセスを振り返ることでQOL(生活の質)の向上につなげることを目的にしています。
医療的ケア演習Ⅰの内容
医療的ケアの演習回数は、厚生労働省の研修規定により定められており、12時間の中で行っていきます。それぞれの医療的ケアの手順については、シュミレーター(人形)を使って、実際の利用者に実施するように声かけを行いながら練習します。演習の最後に実技試験を受け、合格すると修了です。
実務者研修の受講を進める際、通信講座については自分のペースで進めていくため、進度は人により変わります。一方、通学講座はそれぞれのスクールで定められた時間に通う必要があるので、スクールの時間割により通学回数や期間も変わってきます。
実務者研修を取得しようと思っている人の中には、働いている人も多くいることと思います。限られた時間を有効に使うためには、通学課程もスムーズに修了したいもの。そのために、以下のポイントに注目しましょう。
夜間や土日に講座があるかどうかは、働いている人にとっては重要なポイントになるでしょう。また、通学回数も無資格者の場合で6回~10回程度とスクールにより変わります。同じ通学回数だとしても通学日と通学日の間が開いていると、期間はその分長くなるので確認が必要です。
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