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ケア資格ナビ> 介護事務ガイド> 介護事務の通信講座ってどうなの?取得難易度やメリット・デメリットを紹介!
不景気でも仕事を失う心配のない介護業界は、昨今のコロナ禍でも注目の業界です。
介護業界には興味はあるものの身体介護をやるには少し自信のない方には、「介護事務」が目指しやすい職種として人気です。
就職・転職を有利にするために介護事務の資格を取得する方も増えています。
介護事務の講座には通学講座と通信講座がありますが、これから受講を考える方は自宅で学べる「通信講座」に興味を持つ方も多いのではないでしょうか。
こちらの記事では介護事務の通信講座について、特徴や難易度、メリット・デメリットなどを詳しくご紹介します。
介護事務の通信講座についてご紹介する前に、まずは介護事務の講座がどのようなものなのかをご紹介しましょう。
介護事務の講座は通信講座と通学講座がありますが、どちらも受講するための要件は特になく、どなたでも受講できます。
標準的な学習期間は1カ月~4カ月程度ですが、なかには3日間で終了できる通学講座もあります。介護事務講座は短時間で就職に役に立つ知識がしっかり学べ、資格も取得できるため人気の講座となっています。
通信講座と通学講座からお好きな方を選べますが、働いている方や子育て中などでスクールに通うことが難しい方、自分のペースで学びたい方には通信講座が人気です。
介護事務の講座はすでに介護の仕事に就いている方や他業界から転職を考えている方が多く学んでいます。40代、50代から介護業界に興味を持って、セカンドキャリアとして学ぶ方もいます。
介護事務講座の学習内容は、通信・通学に関わらず基本的な内容は以下のようなものになります。
どの講座でも、介護事務として働く際に必要とされる基本的な知識とスキルを学ぶことができます。基本的な内容にプラスして介護職の基本を学べたり、試験対策問題集がついていたり、PCのスキルを学べる講座もあります。
学習内容は通信でも通学でも変わりませんので、通信ならではの学習内容というのは特にありません。講座により学習内容に違いがあるとすれば、それは「通信だから、通学だから」という理由ではなく、どこまでの知識を学べる講座なのか、取得できる資格の種類は何かによって、内容が変わってくることはあります。
介護事務の通信講座は、自宅で資格の取得までできるところが大きな特徴と言えます。そのほか、通信講座の特徴をまとめましたので確認してみましょう。
資格試験は自宅で自分の好きなタイミングで受験できます。添削課題を一定レベルでクリアすることで資格を取得できる講座もあります。試験日に外へ出かける必要がありませんので、お手軽に受験できます。
通信講座は空いた時間を有効に使って学習することができますので、働きながらでも無理なく学習できます。小さなお子さんがいても、お子さんがお昼寝中などに学習することもできます。
メールやFAXなどで専門の講師に質問でき、返事をもらえます。問題の解き方や勉強方法のアドバイスをもらえるスクールもありますので、通学していなくても安心して学べます。
介護事務の知識や技術を通信で学ぶことはできても、資格まで本当に取得できるのかを心配する方もいらっしゃるかもしれません。介護事務の資格試験は、通信講座でも通学講座とほぼ合格率は変わりません。取得難易度は通信も通学も変わりませんので、通信講座で資格までちゃんと取得できるのか心配になる必要はないでしょう。
介護事務は資格取得講座の中でも合格率が高く、資格取得率も高い傾向があります。合格率は資格の種類にもよりますが、80%前後~100%近くありますので、難易度は低いと言えます。せっかく講座で学んだのに資格を取得できなかった、ということはほとんどないと言えるでしょう。
介護事務の通信講座の受講を検討する際に気になるのは、「デメリットはないのか?」という点ではないでしょうか。通信講座のメリット・デメリットをそれぞれ確認してみましょう。
通信講座の特徴でも前述しましたように、メリットはやはり自分のペースで自分の好きな時間に学習できるところと、資格の取得まで自宅でできるところになります。 通信で資格の学習はできても、資格試験は試験日に外に受けに行く資格も多いので、介護事務の資格は取得がとてもしやすいと言えます。
また、通信でも通学と変わらない介護事務としての即戦力として使える知識とスキルを身に付けられるところもメリットです。
デメリットは、これは介護事務講座に限らず通信講座全般に言えることですが、モチベーションの維持が大変というところです。はじめはやる気でも、つい勉強を後回しにしたくなってしまうこともあるかもしれません。「この日までに資格を取得する」と目標と計画をしっかり立てることが重要になります。
スクールによっては、通信講座の受講生同志が交流できる掲示板などを用意しています。同じ目標に向かって励まし合える仲間を見つけるなど、工夫をすることで解決できます。
介護事務の通信講座では、基本的な内容はどの講座でも学べます。選ぶポイントとなるのは、どの介護事務資格を取得したいのか、どこまでのスキルを身につけたいのかが大きなポイントとなるでしょう。以下、そのほかのポイントもまとめましたので、講座を検討する際の参考にしてください。
資格を選ぶ際は、合格率や資格自体に定評があるかなどを調べておくと良いでしょう。サポート体制は質問がしやすい体制か、就職相談ができるかなどがポイントになります。費用面ではキャンペーンなどの割引制度があるかなども見ておくと良いでしょう。
介護事務の資格に国家資格はありません。資格がなくても介護事務の仕事にも就くことはできますが、資格の学習をすることで就職や転職に有利に働き、スムーズに仕事をスタートできます。 通信講座でも資格の取得を目指せますので、いくつか代表的な資格を紹介しましょう。
介護事業所で請求事務業務を行う際に必要な知識と技術のレベルを審査する試験です。
講座を修了し試験に合格すると、一定の知識と技術があることが証明されます。介護保険制度のしくみや介護報酬、各介護保険サービスについて問われます。明細書作成の実技試験あり。
全国医療福祉教育協会が認定する資格です。
協会が認定するスクール講座を受講し、課題をすべてクリアすることで「介護事務士」が取得できます。介護事業所で即戦力として働ける介護保険請求事務のスキルを身に付けることができます。
日本医療教育財団が主催する試験で、介護事務の従事者として必要な知識と技術を評価します。介護事務の社会的経済的地位の向上も目的とする資格です。
試験は年3回あり、介護事務としてすでに働いている方の技能の確認や証明にも活用されています。
介護事務講座は介護業界の将来性の高さからいま注目されています。通信講座でも比較的短期間で無理なく資格まで取得できることから、転職を考えて働きながら受講する方もたくさんいます。 いつでも開始できますので、介護事務として就職したい方はすぐにでも学習をはじめると良いでしょう。
介護業界は40代以上で転職してくる方も多い業界ですので、「今から新しい業界に転職は難しいのでは?」と感じる方でも、安心してチャレンジできます。
体力に自信がある方は、介護事務の資格とともに介護のスタート資格である「初任者研修」も一緒にチャレンジしても良いかもしれません。介護事務仕事もできて介護現場の仕事もお手伝いできる人材は、どの介護事業所へ行っても重宝されること間違いありません。
ぜひ、資格を取得して介護業界へ飛び込んでみてください。