通所介護（デイサービス）に最適な介護ソフトは？

通所介護（デイサービス）介護ソフトガイド

通所介護（デイサービス）とは

通所介護（デイサービス）とは、 専門の介護施設で、要介護認定を受けた利用者が、食事や入浴・排泄など生活上の支援やリハビリなど身体の機能訓練を受ける事をいいます。

デイサービスには小規模なものから大規模なものまで様々な種類があり、利用者が自宅にいる感覚でサービスを受けられる家屋を改修した「民家改修型」デイサービスや、介護予防をメインとしてリハビリに特化した「リハビリ特化型」デイサービスなどもあります。
またどのデイサービス事業者も、レクリエーションや年間行事、催し物など利用者が楽しくデイサービスを利用できるよう工夫をしています。
例として、デイサービスの一日の流れを説明します。

8：30　自宅に車で利用者のお出迎え
8：45　到着
9：00　機能訓練
10：30　入浴
12：00　食事
13：30　レクリエーション　カラオケなど
15：00　休憩　おやつタイム
16：30　帰宅

通所介護（デイサービス）事業者向けのソフトについて

通所介護（デイサービス）の職員は当該施設の管理者・ケアマネージャーとの調整をおこなう生活相談員（社会福祉士）・看護師・介護職員・機能訓練指導員などで構成されます。

その中でも生活相談員は、利用者の家族や担当ケアマネジャーを交え、デイサービスでどのようなサービスを提供するべきかをマネジメントする必要があり、重要な役割を担います。生活相談員は、利用者のアセスメント（事前に身体状況などの把握をすること）をしたうえで、サービス計画を作成・実施し、利用者が自立した生活を送れるようサポートをします。
デイサービス用の介護保険ソフトではこのような生活相談員が行うアセスメント･サービス計画の作成がスムーズに行えるよう工夫されています。

実際のサービスでは訪問介護などと違い、複数の職員が多くの利用者に対してサービスを提供していきます。とくに入浴･食事･送迎･機能訓練など限られた職員と時間の中で最適なサービスを提供するため、事前の計画（提供サービスや人員配置基準を遵守したシフト管理）をしっかり行う必要があります。 介護ソフトを使うと過去の利用状況を把握しながらシフト作成を行えるため、サービス運営が最適化されるメリットがあります。

また介護保険の事業を行う上で、事業にかかわらず必要になるものが利用者のアセスメント内容や基本情報、提供するサービスの計画・予定・実績情報、などの各種書類です。
具体的に、現在の介護保険法に基づきデイサービス事業者が作成しなければならない書類は以下の通りです。

通所介護計画書（原則として6ヶ月もしくは1年に1回）
モニタリング（原則として毎月）
評価（原則として6ヶ月に1回）
利用報告書（提供票に対しての実績報告する）
利用者台帳（緊急連絡先等）
実績報告書（利用の様子等を文書等にて記録する）
利用者のアセスメント書類　など。

※都道府県の監査対象になるので、不備の無い様にしなければなりません。

さらに、デイサービス事業者は 利用者・国保連への請求を行います。請求に関しても、サービスの利用実績に基づいて請求しなければならないので、介護保険ソフトで利用者へどのようなサービスを提供したかをしっかりと管理する必要があります。

選び方のポイント

以上のようにデイサービスの事業は多くの利用者に対して複数の職員が同時に介護を提供するという特徴があります。そのためにも人員配置や、提供サービスの管理がスムーズに行えるソフトを選ぶ必要があります。また他の介護保険事業と同様に、 サービスの計画⇒実施⇒国保連への保険請求⇒利用者の個人負担分の請求といった一連の業務を滞り無くスムーズに実施できるソフトを探しましょう。

具体的には、上記（1）～（7）に関する情報管理や書類作成に対応し、また以下のような機能が、 デイサービス業務を効率的に運営するために役立つソフトだと考えられます。