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ケア資格ナビ> 介護予防運動指導員ガイド> 介護予防運動指導員を取得するメリット 介護予防でのニーズは?
国内では高齢化が進むとともに、2020年初頭からコロナ渦に突入しました。自粛生活によって外出を控える高齢者が増え、中にはフレイル*状態に陥った人もいます。
高齢者にとって感染症対策は大切なことではありますが、その一方でフレイルを予防し要介護状態を防ぐことも重要です。いま、改めて介護予防の必要性が注目されています。
そのような中で「介護予防運動指導員」の資格は、フレイルなどの状態を未然に防ぐ介護予防運動を実践的に学べる資格として人気があります。
こちらの記事では、介護予防運動指導員の資格を取得するメリットについてご紹介します。
* 加齢に伴って身体機能が衰えた虚弱の状態。将来的に要介護状態となる危険性が高い。
介護予防とは、高齢者が健康的に生活するために、食生活や口腔ケア、運動などを継続的に行いながら、地域との交流も活発にはかっていくことです。
自治体では、介護予防に関する情報を随時、発信しています。自粛生活の中でもできることやひとり暮らしの人が孤立しないような暮らし方の提案なども行っています。
そんな介護予防の中でも、適度な筋力を維持する運動や、バランス能力を維持する運動などを「介護予防運動」と呼び、これらは地域社会で幅広く取り入れられています。
高齢者に介護予防運動を指導するための資格には、いくつかの種類があります。
中でも介護予防運動指導員の資格は人気があり、資格を取得するメリットがあります。
介護予防運動指導員の資格を取得すると、以下のようなメリットがあります。
介護予防運動指導員の講座を受講すると、高齢者の介護予防に寄与する知識やトレーニング方法を学ぶことができます。
例えば介護の現場では、ほとんど毎日と言っていいほど、利用者や入居者のリフレッシュや運動機能維持のために介護予防運動やレクリエーションを行います。しかし、中には「できない」と途中で諦めてしまったり、「やりたくない」といった意思表示をする利用者や入居者が少なからずいるものです。
介護予防運動指導員の講座には、こうした活動にも役立つノウハウがたくさん含まれています。
介護予防運動指導員の講座は、日々の介護予防運動やレクリエーションを苦手にしている介護職員に最適です。資格を取得すると同時に、自身の引き出しを増やしてスキルアップすることもできるため、一石二鳥となります。
職場によっては介護予防運動指導員の資格を持っていると、資格手当が出る職場があります。
求人票の資格手当欄を確認すると、「介護予防運動指導員」の場合は、いくら支給されるかが表記されています。
求人を探すときには、チェックしてみましょう。
いまや介護予防は自治体の大切な事業として、数多く実施されています。
中でも介護予防運動の教室やサークルの活動は、介護予防のために必要なこととして着目されています。
そのような中、高齢者が自分の足で通える地域で、無料または安価な費用で参加できる介護予防運動教室が人気です。
介護予防運動の教室を運営できるような人材は、地域のあちらこちらで必要とされています。
健康は「食事」(栄養)や「睡眠」(休息)だけで、成り立つものではありません。そこには「運動」の要素も重要になってきます。
いま、運動の重要性に気づいた人が、自分自身の健康づくりのために介護予防運動指導員の資格を取得しています。
高齢期では、筋力や体力の維持が必要となります。介護予防運動指導員の講座では、フレイル・サルコペニア*予防特論やうつ・孤立・閉じこもり予防特論、地域づくりによる介護予防論など、心身にわたって健康的に暮らす秘訣を学ぶことができます。
自分自身の健康づくりをしながら地域社会に貢献できる、介護予防運動指導員の資格取得にはたくさんのメリットがあります。
* 加齢や病気などにより、筋肉量が減少していく現象。
介護予防運動指導員の講座を受講するには、決まった介護の資格を保有している必要があります。
そのため、いますぐ介護の仕事に役立てたい人や、個人で高齢者向けの健康体操教室を開催したい人など、資格取得の目的がはっきりしている人がこの資格を選択する傾向にあります。
介護予防運動指導員は、介護予防のしくみや認知症予防を学び、介護予防に必要な運動プログラムが実践できる指導者を育成するカリキュラムになっています。
運動プログラムは、高齢者向けの筋力向上トレーニングや転倒予防運動が主となっていますので、年齢が高くても取り組みやすい資格であることも、多くの人から選ばれている理由のひとつと言えます。
座学では高齢者に特化した栄養学も学べるので、自分自身の健康を保つためにも役立ちます。家族を介護している人にとっても、有意義な学びをもたらすでしょう。
介護予防に関する資格は介護予防運動指導員だけではありません。ほかにもたくさんの資格があります。
その中には、資格を持っていない人でも受講できる介護予防資格があります。
以下の資格は、どなたでも受講可能な介護予防の資格です。
上記の資格は、講座をすべて受講することで取得できたり、修了試験に合格後、取得できる資格などがあります。
これらの介護予防資格について、くわしく知りたい方は以下をご覧ください。
介護予防は介護給付費などを抑える効果があるとして、国の推進事業となっています。
例えば自治体と連携して、奨励金の役割を果たす「インセンティブ交付金」があります。国はこれらの事業を通して、介護予防による高齢者の自立支援を促しています。
この場合、介護予防運動教室などを開催し、介護予防につながる取り組みをしているかが評価の指標となるため、介護予防運動教室を開催できるような指導者にはニーズがあります。
介護予防運動教室を開催する指導者は、ほとんどが介護予防運動に関する資格を取得しています。
地域で開催される介護予防運動教室は、安価で参加しやすいと人気を集めています。こうした高齢者からの人気を鑑みても、介護予防の資格にはニーズがあると言えるでしょう。
「人生は100年時代」と言われています。
地域社会に貢献できる介護予防の資格は、いま勢いのある資格のひとつです!
あなたも介護予防の資格を取得して、人生を豊かにしてみませんか?
「ケア資格ナビ」では、介護予防資格を取得できるスクールを数多くご紹介しています。
介護予防の資格には多くの種類がありますし、スクールによって取得できる資格も異なります。
またスクールには、それぞれ独自の特徴やサービスなどがありますので、資料を取り寄せることで初めてわかる情報がたくさんあります。
資料はいくつ請求しても無料です。
始めるのに遅いということはありません。思い立ったら、まずはどんな資格やスクールがあるのか比較検討してみましょう!