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介護付き有料老人ホームで働くには?仕事内容から資格や職種まで解説!

毎日を快適に暮らせるように、サービスの種類や施設内の設備が充実している介護付き有料老人ホーム。入居を考えている人それぞれが、自分の価値観に合った施設を選べるため人気を集めています。
介護付き有料老人ホームは、働く人にとっても比較的好待遇で職場環境が整った施設が多いため、介護業界の就職先としても人気があります。

こちらの記事では実際に働く場合の気になる給与や待遇面、働くために必要な資格などについて、詳しくご紹介します。

目次

介護付き有料老人ホームとは

介護付き有料老人ホームとは、おもに60歳以上の入居者の生活を、介護職員が24時間体制でサポートする居住施設のことです。民間企業が施設を運営しているため、それぞれの施設に特徴があります。外装・内装に力を入れている施設や、カラオケなどの娯楽設備が充実している施設、医療クリニックを併設している施設など、利用者のニーズに合わせて独自のサービスを展開しています。

特別養護老人ホームとの違いは?

介護付き有料老人ホームも特別養護老人ホームも、介護が必要となる人が入居する施設です。
介護付き有料老人ホームは運営母体の方針に従って入居できる人の要介護度が決められていますが、特別養護老人ホームの場合は、要介護度の高い利用者が優先的に入居しています。

特別養護老人ホームは基本的に介護保険内のサービスを展開しているのに対し、介護付き有料老人ホームは医療サービスに力を入れるなど、施設によりさまざまな付帯サービスがあります。

Topics:有料老人ホームの種類について
有料老人ホームには3つの種類あります。介護付き有料老人ホームが他の有料老人ホーム施設と違う点は、施設内で介護職員が24時間サポートすることです。
(1)介護付き有料老人ホーム:このページで紹介しています。
(2)住宅型有料老人ホーム:高齢者向けの住宅で生活支援サービスが利用できます。介護が必要となった場合、訪問介護等の介護サービスを利用しながら生活することができます。
(3)健康型有料老人ホーム:自立した高齢者のみが対象で食事等のサービスが付いています。介護が必要となった場合には、契約を解除し退去しなければなりません。

介護付き有料老人ホームにも2種類あり、このページで紹介する「一般型(内部提供型)」の他には「外部サービス利用型」があります。どちらも介護保険の対象となりますが外部サービス利用型の場合は、有料老人ホームの職員が担当するのは介護計画書作成や安否確認までで、実際のサービスは委託先の介護サービス事業所が提供します。

介護付き有料老人ホームで働くには

介護付き有料老人ホームはおもに民間企業が運営し、多面的なサービスを展開していることから、サービスの満足度を重視している施設が多い傾向があります。そのため、質の高い介護力や接遇マナー、対応力を求められることもあります。

条件が良い求人も多く、介護職員の就職先として人気がありますが、人気の求人は初任者研修以上の資格の保有を条件にしているところも多いです。好条件の介護付き有料老人ホームで働きたい人は、資格を取得しておくと良いでしょう。

要介護度が低い施設もありますが、運営方針によっては要介護度が高い人を積極的に受け入れているところもあります。要介護度により仕事内容も変わってきますので、施設の特色をあらかじめ知っておくことが大切です。
施設ごとの付帯サービスによっても仕事内容が変わりますので、給与形態、勤務時間などと一緒にどのような仕事をするのかを確認した上で、自分に合った職場を選択しましょう。

介護付き有料老人ホームの勤務条件や特徴

勤務時間 ・シフト制勤務
・日勤/夜勤
・年間休日110~120日程度
勤務形態 ・正社員
・パート
給与 ・正社員:月給20万円前後~
・パート:時給900円前後~
※介護職員の場合
※職場により別途資格手当・時間帯手当あり
就業する際の条件 ・無資格でも就業可能
・介護職員初任者研修以上を求める施設もあり
・役職を目指す場合は資格が必要
特徴 ・給与や教育制度が体系的に整っている職場が多い
・営業的側面が大きく、接遇マナーを身に付けられる施設もあり

介護職員の数が多く、勤務がシフト制のため、連休を作って旅行をしたり、夜勤明けは終日ゆっくり休むなど、生活にメリハリをつけている人もいるようです。
施設の方針や経営状態によっては他の介護施設に比べて高収入や好待遇を期待できるところもあります。 キャリアアップ制度や研修体制が整っている施設も多く、比較的福利厚生も充実しています。制度を利用して 介護福祉士試験などさまざまな資格取得を目指すことも可能です。

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介護付き有料老人ホームの仕事内容

介護付き有料老人ホームは、特別養護老人ホームと一日の流れや仕事内容は似ています。
入居者の要介護度にもよりますが、介護付き有料老人ホームでも基本的に入浴介助などの身体介護をはじめ、部屋の清掃や洗濯などのサポートを行います。

元気な入居者が多い施設や高価格帯の有料老人ホームの場合はレクリエーションに力を入れているところも多く、介護職員がさまざまな企画やレクリエーションの運営をすることもあります。

勤務時間帯は一般的に日勤(早番や遅番)と夜勤に分かれており、日勤の場合は食事・排泄などの介助がメインの業務となり、夜勤の場合は緊急用コール対応が中心となります。24時間稼働型の職場なので、担当者同士の申し送りや諸連絡も大切です。

1日の業務の流れ

下記は一般的な介護付き有料老人ホームにおける、一日の業務の流れです。

■ 6:00~ 利用者起床
顔や身体をふき、おむつ交換や着替えの介助をし、朝食のフロアへ誘導します。
■ 7:00~ 朝食
朝食の配膳から食事・服薬の介助を行います。食事が終わり次第、口腔ケアを行い、必要に応じてトイレへ誘導します。
■ 9:00~ 入浴
看護師を中心にバイタルチェック(体温・血圧・脈拍の測定など)を行い、介護職員は入浴介助を行います。空いた時間で清掃やレクリエーションを行うこともあります。
■ 11:00~ 昼食
配膳や食事介助、口腔ケアや排泄介助などを行います。
■ 13:00~ レクリエーション
体操など機能訓練を行います。時にはボランティア講師を招いて、個別の趣味や習い事を行う場合もあります。
■ 15:00~ おやつ
配膳や食事介助、排泄介助などを行います。また、朝に回収した衣類やシーツを洗濯・交換するなど、この時間帯に生活援助を行うこともあります。
■ 16:00~ 夕食
食事介助や口腔ケア、食後のトイレ誘導などを行います。
■ 19:00~ 就寝介助
水分補給や就寝前の服薬、トイレへの誘導、着替えの介助を行った後、居室にて就寝を促します。
■ 21:00~ 見回り
夜間帯は緊急用コール対応や定期的な巡回などを行います。トイレへの誘導や要望に適宜応じ、特筆すべきことがあれば記録に残します。
業務の合間に行う作業
空いた時間に施設内の清掃を行ったり、洗濯や連絡帳の記帳などを行います。

一般的に、施設の規模が大きく利用者数が多い方が、規模の小さい施設よりも介護職員の負担が大きいとされています。しかし、ユニット型介護が取り入れられることで、介護職員の負担が緩和されるといわれています。

Topics:ユニット型の介護付き有料老人ホームって?
ユニット型介護とは、ホーム全体の利用者を10名程度の集合体に区切り、それぞれのユニットに専任の介護職員を配置する方法です。基本的にはユニットごとに要介護度や症状が同程度の利用者を集めるので、よりきめ細かなケアを施すことができます。

介護付き有料老人ホームで活躍するには

介護付き有料老人ホームは昇進制度や資格取得支援制度が整っている施設もありますので、積極的にチャレンジすることで活躍の場が広がります。会社によってはリーダーやマネージャーといった施設独自の役職が設置されていることもあり、個人の能力を生かしたキャリアアップも見込めます。

介護付き有料老人ホームで活躍するための資格を確認

下記のような資格を取得すると、介護職員としての仕事の幅が広がるのはもちろんのこと、生活相談員やケアマネージャー、ゆくゆくは管理者へのキャリアアップも目指すことができるようになります。

介護の資格 ポイント 講座資料
介護職員初任者研修
(初任者研修)
  • 介護職員として勤務できる
  • 介護の基礎知識を学べる
全国の
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実務者研修
  • 介護職員として勤務できる
  • 介護福祉士受験に必須
  • 医療的ケアも学べる
全国の
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介護福祉士 国家資格
  • 介護職員の中心的存在
  • 生活相談員*になれる
全国の
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ケアマネージャー
  • 利用者に適切な介護サービスを計画する
  • 利用者や家族からの相談業務を請け負う
  • 生活相談員として勤務できる場合もある
全国の
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社会福祉士 国家資格
  • 生活相談員として勤務できる
  • 関係者との連絡や調整などの役割を果たす
全国の
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* 自治体によって要件が異なります。詳しくはご確認ください。

介護付き有料老人ホームに必要な職種を確認

介護付き有料老人ホームのサービスには、入浴・排泄・食事のような介護サービスだけでなく、医療的な処置や機能訓練なども含まれます。そのため、介護職員のほか看護職員の配置人数も決まっています。

職種 資格
管理者 ホーム全般の管理・運営を行う。無資格でもなれるが、介護の職場経験があるか、社会福祉士ケアマネージャーなどの資格を持っていると良い。
ケアマネージャー* 主治医や家族、利用者の状況をふまえてケアプランを作成する。ケアマネージャーの資格が必要で、その他の職種と兼務可能。
生活相談員 入退去・入退院の調整や生活相談、事務代行業務などを行う。社会福祉士の資格保有者が望ましいが、精神保健福祉士、社会福祉主事任用資格だけでなく、自治体によってはケアマネージャー介護福祉士でも就くことが可能。
介護職員 日々の介護業務や、レクリエーションなどを担当する。就職に必要な資格はないが、介護福祉士の資格を持っていると現場のリーダーとして活躍できる。
看護職員 健康管理業務、機能訓練補助業務、投薬などを指導する。働くには正看護師か、准看護師の資格が必要。
機能訓練指導員 心身機能維持向上のためのプログラムを作成・実施する。理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・看護師・准看護師・柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師などの資格保有者が対象。
栄養士 ケアマネージャーと相談の上、献立の作成や栄養管理などを行う。栄養士または管理栄養士の資格が必要。

* 「ケアマネージャー」の表記について:厚労省や地方自治体による文書では「ケアマネジャー」が正式な表記とされていますが、当サイトでは、現在一般的に使用されていることから「ケアマネージャー」を使用しております。

* 職種と配置人数は地域によって異なる場合があります。詳細は地域の担当課へご確認ください。

介護付き有料老人ホームはこんな人に向いています

介護付き有料老人ホームは待遇の良い職場も多くある半面、求められるスキルが高いこともあります。その分介護だけでない幅広いスキルを身に付けることもできます。
以下に介護付き有料老人ホームで働くことが向いている人をご紹介します。

利用者一人ひとりに丁寧に向き合いたい人

介護付き有料老人ホームは高価格帯になればなるほど手厚いサービスを提供しており、人員も余裕のある配置になっている施設もあります。入居者一人ひとりに丁寧に向き合いながら介護を実践したい人に向いているでしょう。

介護だけでないスキルも身に付けたい人

介護付き有料老人ホームでは、言葉遣いや対応の際の接遇マナーを重視している施設もあります。介護のスキルだけでなく、幅広いスキル身に付けたい人におすすめです。

好待遇できれいな職場で働きたい人

介護付き有料老人ホームは、介護求人のなかでは比較的待遇が良い求人が多数あります。待遇の良い職場でしっかり稼ぎたい人に向いているでしょう。ホテルのようにきれいな空間を特色としている職場もありますので、きれいな職場で働きたい人にも向いています。

キャリアアップをしたい人

研修や人事制度が整っている職場も多い傾向があります。介護職員として長く働き介護職のスペシャリストを目指したい人に向いています。 いくつもの施設を運営する大手の場合は、本社に異動して施設運営側としてキャリアを積むルートもあります。


上記のひとつでも当てはまる人に、介護付き有料老人ホームはおすすめといえます。資格を取得すると就職に有利になりますので、資格を取得してぜひ介護付き有料老人ホームへの就職を目指してみてください。

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