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目次

心理カウンセラーとは

心理カウンセラーとは、心に悩みを抱える人にカウセリングを行い、その悩みが解決できるように導くメンタルケアの専門家です
相談者の話に耳を傾けながら質問したり要約することで、相談者自身が問題を整理し解決できるようサポートします。

心理カウンセラーというと、その名前の資格を取得して仕事をしていると想像しがちですが、現状では「心理カウンセラー」という名称の国家資格はありません。心理カウセリングをする人の総称、または各団体の認定資格として心理カウンセラーという言葉が使われています

昨今の新型コロナウイルスの影響で、急激に生活習慣が変わりました。子どもから現役世代、お年寄りまで多くの人が不安や悩み、ストレスを抱える事態となっています。 先の見えない時代だからこそ、心をサポートする心理カウンセラーは必要とされ、今後ますます需要は高まっていくとみられています。

心理カウンセラーになるには?資格は必要?

心理カウンセラーになるルート

心理カウンセラーになるには、一般的には以下のようなルートがあります。

  • 大学や大学院で心理学を学んで資格を取得
  • 民間スクールや独学で心理学を学んで資格を取得

心理カウンセラーとして活動するには、心理学のほかカウセリングの知識やスキルが必要です。多くの人は大学や大学院で心理系科目を学び、臨床心理士や公認心理師の資格を取得します。民間スクールや独学で学んで資格を取得する人もいます。
資格を取得した後に就職をし、心理カウンセラーとして活躍することになります。

経験を積んだ後は心理カウンセラーとして独立開業をしたり、民間スクールで資格を取得した人のなかにはその知識やスキルを副業に生かしている人もいます。

心理カウンセラーになるには資格は必須?

心理カウンセラーとして働く際は、資格を求める職場が多くあります。医療機関や学校で働く場合は、臨床心理士や公認心理師などの資格が求められることが多いです。 しかし、資格を必ず取得しないと心理カウンセラーになれないわけではなく、実は資格を持っていなくてもカウセリングルームを開くことはできてしまいます。

とはいえ、多様な悩みを抱える相談者にあいまいな知識のままカウセリングを行っても、解決に導くことは難しく、信頼性にも欠けてしまいます。相談者も資格を持たない人よりも、しっかり学んで資格を持っている人に相談したいと思うのが自然です。

資格を持っていることで、一定のカウセリング知識とスキルが保証され、結果的に多くの悩んでいる人を助けることにつながります

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心理カウンセラーの資格はどんなものがあるの?

心理系資格として知名度が高いのは臨床心理士で、国家資格としてできたばかりの公認心理師も注目を集めています。しかし、これらの資格は大学・大学院で心理系科目を学ぶ必要のある、取得のハードルがやや高い資格でもあります。

大学や大学院を卒業しなくてもどなたでも目指せる資格として、スクールで講座が開催されている心理カウンセラー資格があります。スクールで取得できる資格は試験を受けて取得するものと、講義を修了して認定されるものがあり、難易度もさまざまです。

スクールの心理カウンセラーの資格は、さまざまな団体が認定するものが数多く存在し、カウンセラーとしての基本的な知識を短期間で学べるものから、国家資格なみの履修時間でプロのカウンセラーを目指すものもあります。
自分自身のために学ぶものから企業で活躍したい人向けのものなど、種類もさまざまです。

スクールで取得できる資格は30代、40代の女性に特に人気があり、3~4カ月で学べるものが人気です

以下に心理カウンセラーの資格を目的別に紹介しますので、目標となる資格を見つけるための参考にしてください。

目的別!心理カウンセラーの資格の種類

カウセリングの基本から短期間で身に付けたい

メンタルケア心理士(R)

講座ではカウンセリングの基本技法から精神解剖生理学、精神医科学などを学びます。正しい心理カウセリングや心理療法ができるようになります。

取得方法 指定講座を修了し、文部科学省後援のこころ検定(R)2級に合格後、メンタルケア心理士資格登録を行うことで資格が授与されます。正答率70%以上で合格です。
標準学習期間 4ヶ月
認定団体 メンタルケア学術学会

メンタル心理カウンセラー

講座ではカウセリングの基礎知識、クライエントに関する基礎知識、心理学に関する基礎知識、精神医学の基礎知識を学びます。医療・福祉・教育・産業など、さまざまな業界で求められるカウセリング能力があることを証明する資格です。

取得方法 認定講座を修了後に在宅で受験します。得点率70%以上で合格となります。
標準学習期間 2ヶ月
認定団体 日本能力開発推進協会

心理カウンセラー

試験ではカウセリングの理念や実践、心理学、心理療法、精神医学、心身医学、メンタルヘルスについて問われます。未経験からでも心理カウンセラーとして活躍できるスキルが身に付きます。

取得方法 養成講座を修了するか、大学の心理学部またはそれに隣接する学部を卒業している人が試験を受験できます。
標準学習期間 2~4カ月
認定団体 日本推進カウンセラー協会

認定カウンセラー

養成講座の受講で、心理療法や理論のほか現場ですぐに活躍できる知識と技術を身に付けることができます。受講資格は18歳以上になります。

取得方法 指定の養成講座を修了後、審査によりカウンセラー認定資格を得られます。
標準学習期間 54時間
認定団体 日本応用カウセリング審議会

カウセリングのプロフェッショナルを目指したい

プロフェッショナル心理カウンセラー

この資格を取得すると、臨床心理士とは異なった特徴や強みをいかしながら活躍できるプロの心理カウンセラーであることが証明されます。高い専門性や社会経験を重視する資格です。専門知識を一通り取得できる『一般』レベルと、国家資格並みの『上級』レベルの2段階に分かれています。

取得方法 認定教育機関で必要なカリキュラムを修了後、試験に合格する必要があります。
標準学習期間 一般レベル242時間、上級レベル1280時間
認定団体 全国心理業連合会(全心連)

自分自身のために学びたい

メンタルケアカウンセラー(R)

心理学を身近な学問として学ぶことができる、入門レベルの資格です。自分のメンタルコントロールやコミュニケーション円滑化などに役立ちます。

取得方法 講座を受講し4回の添削課題を一定レベルでクリアすると、資格を取得できます。
標準学習期間 3ヶ月
認定団体 メンタルケア学術学会

NLPプラクティショナー

自分や相手の心理を学ぶことから始まり、コミュニケーション能力やリーダーシップ能力の向上など、自分自身のパフォーマンスアップや目標達成につながるノウハウを学べます。上位資格としてNLPマスタープラクティショナーがあります。

取得方法 NLPの講座修了後に資格申請をすることで認定資格が得られます。
標準学習期間 通学例:420分×8回 / 56時間(講座により学習時間が異なります)
認定団体 米国NLP協会、日本NLP協会

企業で活躍したい

EAPメンタルヘルスカウンセラー

メンタルヘルスの基礎知識からカウセリング手法、心理療法まで、メンタルヘルスケアのノウハウを学べます。資格を取得することで、企業において働く人のカウセリングや心の病で離職した人の復職支援などができるようになります。

取得方法 認定カリキュラムを修了後、EAPメンタルヘルスカウンセラー資格認定試験に合格し、認定団体に入会すると資格を取得できます。
標準学習期間 全42回105時間相当
認定団体 EAPメンタルヘルスカウセリング協会

メンタルヘルス・マネジメント(R)検定 I種II種III種

働く人たちの心の不調を未然に防いだり、活力のある職場づくりのためのメンタルヘルスケアを行うことのできる資格です。職場内での役割に応じて必要なメンタルヘルスケアに関する知識や対処方法を身に付けられます。Ⅰ種は人事労務管理スタッフ・経営幹部向け、Ⅱ種は管理職向け、Ⅲ種は一般社員向けの内容です。

取得方法 試験を受験し合格することで取得できます。
標準学習期間 Ⅰ種32時間、Ⅱ種24時間、Ⅲ種16時間
認定団体 大阪商工会議所

キャリアコンサルタント

こちらは心理系資格ではありませんが、2016年に国家資格となった資格です。相談者の適正や関心事項などを分析して、職業選択や能力開発・向上するための相談や助言を行う国家資格です。心理系資格と併せ持つことで、活躍の場が広がります。

取得方法 厚生労働省が認定する講習を修了するなどの受験資格を満たし、国家試験に合格する必要があります。合格後にキャリアコンサルタント名簿に登録することでその名を名乗ることができます。
標準学習期間 講習は150時間
認定団体 日本キャリア開発協会、キャリアコンサルティング協議会

産業カウンセラー

働く人のメンタルヘルス対策やキャリア開発をサポートするための知識などを身に付けられます。メンタルヘルスやキャリア・カウセリング、人間関係開発などの専門的な知識と技能、傾聴のスキルを習得できます。

取得方法 協会が行う養成講座を修了または大学院において指定の科目の単位を取得するなど、受験要件を満たして試験を受験します。合格後に協会に登録すると産業カウンセラーとして活動できます。
標準学習期間 養成講座 通学116時間・Web講義32時間・テスト13時間・課題28時間相当
認定団体 日本産業カウンセラー協会

学校や医療機関で活躍したい

大学や大学院などを卒業して取得する資格

以下の資格は大学や大学院などで心理等の専門科目を学ぶことで受験資格を得られます。学校や医療機関で活躍している人の多くは以下の資格を持っており、心理の専門家と認められています。

  • 公認心理師
  • 臨床心理士
  • 認定心理士
  • 臨床発達心理士
  • 学校心理士

※当サイトで資料請求できる資格以外も含まれます。

心理系唯一の国家資格「公認心理師」とは?
心理系の資格は数年前まで、臨床心理士をはじめ民間資格しかありませんでした。時代のニーズに合わせ、心理系の資格としてはじめての国家資格「公認心理師」が2017年に創設されました。
公認心理師は臨床心理士と同じく「医療・教育・産業・福祉・司法」の分野で活躍できます。学校のスクールカウンセラーや民間企業、医療機関のカウンセラーなどです。
将来的には、医療機関のカウンセラーは公認心理師の取得を求められることが見込まれています。

心理カウンセラー資格は独学で取得できるの?

心理カウンセラーの資格は上記のように、さまざまな種類のものが数多く存在します。 これらの資格は独学で取得できるのでしょうか?
結論を言うと、独学で取得できる資格とできない資格があります

知名度や信頼度の高い「臨床心理士」や国家資格の「公認心理師」などは、基本的に大学と大学院で心理学を学ぶことが試験を受ける条件になっていますので、自ら教材などで学んでも取得することはできません。講座の修了が受験条件になっている資格も、スクール講座を利用する必要がありますので独学での取得はできません。

民間資格の中には、基礎的な知識や特定の分野に特化した知識を学べる資格もあります。そのような資格は、公式テキストを手に入れ学習すれば独学で合格も可能です。
ただし独学でも取得可能な資格は、合格しても相手をカウセリングするスキルは身に付けられないこともあり、実際にカウンセラーとして働くには不十分であることも多いようです。

スクールで講座を受講すると、まずは基礎的な資格を学び、段階を踏んで上級資格を目指すことで、実践的なカウセリング力を身に付けることができます。 悩める人をサポートしたい人は、スクール講座を受講することをおすすめします。

スクールで取得できる心理カウンセラー資格の特徴

大学や大学院を卒業しなければならない資格はハードルも高いため、スクールの資格を取得する人もたくさんいます。
スクールで取得できる心理カウンセラー資格は、受講期間が短く取得しやすい資格がたくさんあります。そのほかにも特徴がありますので、確認してみましょう。

スクールの心理カウンセラー資格の特徴

最短2カ月で資格が取れます!

スクールの講座の中には最短2カ月で心理カウンセラー資格の取得を目指せるものもあります。2カ月の短期間でも基礎から高度なカウセリングスキル、開業するための知識まで学べる講座などがあります。

働きながらでも資格が取れます!

スクール講座には通信学習のみで取得ができる資格もあります。通信学習なら自分の好きな時間に自宅で学習を進めることができます。働きながらでも子育て中でも、無理なく資格取得を目指すことが可能です。 通学講座には開催日が休日のみの講座などもあり、ライフスタイルに合わせた講座を選ぶことができます。

どなたでも受講できます!

ほとんどのスクール講座には受講要件はなく、どなたでも受講することができます。心理学に興味があり学んでみたいという人からビジネスや私生活に生かしたい人、カウセリングルームを開業したいという人まで、さまざまな人が学んでいます。

スクールで心理カウンセラー資格を取得するには

心理カウンセラーの資格は、講座を受講後に認定されるものと、受講後に試験を受けて取得するものがあります
各認定団体により受講資格やカリキュラムが異なりますので、資料などで詳細を確認し自分の目的と合う資格を取得しましょう。

受講資格

ほとんどのスクール講座では受講資格がありません。

受講期間

コースによって異なりますが、通信の場合2~6カ月、通学の場合1~6カ月程度です。

受講スタイル

心理カウンセラー講座には通学講座と通信講座、「通学+通信」併用講座があります。
通学講座ではロールプレイングなどの実践スタイルで学ぶことができ、通信では自宅の好きな時間に自分のペースで学習を進められます。

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心理カウンセラーの仕事と活躍の場

心理カウンセラーの仕事内容

心理カウンセラーは心に悩みやストレス、病を抱えている人にカウセリングを行います。場合によっては心理検査や行動療法、精神分析療法などを行い、心のトラブルが解決できるように導きます。ときには悩みの原因となる相談者の周辺の人間関係や環境を整えられるようにサポートすることもあります。

心理カウンセラーの活躍の場と仕事

心理カウンセラーは、医療機関、教育機関、一般企業など心のサポートが必要な人がいるさまざまな業界で活躍しています。活躍の場により仕事内容にも特徴がありますので、それぞれ見てみましょう。

医療機関

おもに病院の心療内科や精神科、メンタルクリニックで働きます。医師と連携しながら心の病を抱えた患者さんやその家族から話を聞きます。カウセリングのほか心理療法を行うこともあります。

教育機関

小中学校などの教育機関でスクールカウンセラーとして働きます。学校内の相談室で児童や生徒の相談に乗り、教師と連携しながらサポートをします。ときには保護者や教職員の相談に乗り、カウセリングを行うこともあります。

一般企業

一般企業の相談室などで働きます。働いている人のこころの悩みを受け付けるケースのほか、産業カウンセラーとしてキャリアの相談にのるケースがあります。メンタルヘルスについてのセミナーなどを行うこともあります。

独立開業

経験を積んだあとに自分でカウンセリングルームを開いたり、電話やメール、SNSで相談を受け付けるカウンセラーもいます。

そのほか介護施設、地域の相談センター、児童相談所、司法の場など、カウンセラーとして活躍できる場は幅広くあります。 ときには災害や事件に遭遇した人々のカウセリングを行うこともあります。被災地でボランティアのカウンセラーが活躍したのは、記憶に新しいところです。

心理カウンセラーの年収は?

心理カウンセラーの年収は350万~460万円ほどの人が多いようです。活躍の場は幅広く、どのような職場で働くかによって待遇や年収も変わってきます
メンタルクリニックなどの医療機関で働く人は440万円程度、スクールカウンセラーは360万円程度、大学院を卒業して取得する臨床心理士の資格を持っている人は年収430万円程度の人が多いようです。
独立開業する場合は、おこづかい程度の人から1000万円超えの人までさまざまです。

心理カウンセラーに向いている人

心理カウンセラーがカウセリングをして心の問題を解決に導くには、まずは相談者に心の悩みや問題を打ち明けてもらわなくてはなりません。
心理カウンセラーを信頼し心のうちを見せてもらうには、心理学やカウセリングの知識やスキルだけではない包容力や誠実さがある人などは向いているといえるでしょう。
そのほか、向いている人を紹介します。

聞き上手な人

カウセリングは相談者の話を聞くことからはじまりますので、話を聞くのが好きな人、聞き上手な人は向いているでしょう。話している言葉や動作などから、相談者の真意を汲み取ることができる人は向いています。

経験や教養が豊かな人

相談者の悩みの内容は人それぞれで、立場や年齢もさまざまです。人生経験が豊かな人は相談者に共感できることも多く、気持ちを理解しやすくなります。総合的な判断をする際にも、多くの経験や教養が役に立ちます。

距離感を保てる人

共感とは相反するようですが、相談者と距離感を保つことも大切です。あまりに共感しすぎて心理カウンセラー自身が感情的になってしまうと、継続してサポートするのがつらくなってしまいます。一定の距離感を保ち、気持ちの切り替えが上手な人は向いているでしょう。

心理カウンセラーの将来性

現代の日本では、仕事のストレスや対人関係、管理や競争のなかで心が病んでしまう人も多く、うつ病の患者数は年々増加傾向です。
職場で心を病む人が増えていることから、従業員数50人以上の事業所ではメンタルヘルス対策のために、ストレスチェックの実施も義務化されています。

昨今ではSNSやチャット形式のコミュニケーションが浸透し、さらにウィズコロナの時代に入り、人と集まることをできるだけ避けるような新しい生活様式も求められています。
私たちの生活環境はさらに多様で複雑になり、ストレスを抱える人がますます増えています。

このような状況のなか、欧米ではすでに日常的に利用されているカウセリングが日本でも身近になりつつあり、カウセリングを受ける人も増えています
世の中の流れからも、心のケアができる心理カウンセラーは重要な存在となり、今後ますます需要も高まっていくといえるでしょう。

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