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掲載希望スクール様はこちらケア資格ナビ> 社会福祉士ガイド> 社会福祉士の資格は通信で取得できる?通信講座の特徴や受講スケジュールを確認!
福祉サービスを必要とする方のサポートをさまざまな形で行う社会福祉士。介護・福祉業界で働く方がキャリアアップとして目指すことも多い資格ですが、通信講座で資格を取得できるのでしょうか?
こちらの記事では、
社会福祉士の資格が通信教育で取得できるのかどうかから、
受験資格や通信教育の内容などについて
ご紹介していきます。
社会福祉士が気になりながらも仕事や子育てで忙しく、通信教育を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
社会福祉士になるには国家試験に合格する必要があります。また、国家試験を受験するには受験資格が必要です。
受験資格を得るには福祉系大学・短大の卒業や社会福祉士の養成施設の卒業など複数のパターンがありますが、
なかには通信教育を用意している学校もあります。
社会福祉士になるための学校には通信教育課程がありますが、その中身は通信で学べる自宅学習のみではなく、スクーリングや相談援助の実習も必須となっています。ですので、通信の自宅学習のみでは受験資格を得ることはできません。
スクーリングや実習で施設などに行く必要はありますが、通信教育課程を選んで仕事や子育てと学習を両立しながら社会福祉士の資格を取得している人はたくさんいます。
社会福祉士試験の合格者の年齢データを見ても、約半数は30代以上の方となっています。
~30歳 | 47.6% |
---|---|
31~40歳 | 17.5% |
41~50歳 | 20.8% |
51~60歳 | 11.3% |
61~ | 2.8% |
参考:厚生労働省 資料
社会福祉士国家試験を受験するには受験資格が必要になりますので、こちらで確認しましょう。
受験資格を得るルートは全部で12通りありますが、以下いくつか一般的なルートを紹介します。
社会福祉士のルートをくわしく知りたい方はこちら>>
社会福祉振興・試験センター 受験資格(資格取得ルート図)
福祉系大学で指定科目を履修して卒業すると、そのまま社会福祉士試験を受験できますが、そのほかのルートは養成施設に通ったり相談援助の実務を経験する必要があります。
例えば、一般短期大学を卒業して相談援助業務の仕事を2年以上している方は、1年以上の一般養成施設(専門学校など)に通うことで、社会福祉士の受験資格を得られます。
一般養成施設にもスクーリングや相談援助の実習があり、社会福祉士の受験資格を得るには相談援助の実務や実習は重要なポイントとなっています。
社会福祉士の通信教育には、受験資格を得るための通信課程のほか、受験資格を持っている方が試験対策で受ける通信講座があります。 どちらの通信教育も、働きながらなど忙しい方でも通いやすいように配慮されています。
大学・短大・養成施設には社会福祉士の通信課程を用意している学校があります。
テキストを基本とする学習は自宅で行い、定期的にレポート提出と添削指導が行われます。レポート提出は手書きのほか、通信課程ではeラーニングで提出できる学校がほとんどです。レポートで合格基準に達すると単位を取得できます。 対面授業や指定された施設での現場実習も必須となっています。
大学・短大・養成施設の通信課程では、働いている方でも通いやすいようにスクーリングを土日にも設けたり、受験対策に力を入れている学校もあります。
民間スクールの社会福祉士試験受験対策講座は、受験資格を得た方や得る予定の方が受講する講座です。
社会福祉士の試験は合格率が30%前後で、簡単な試験ではありません。
効率的に合格を目指したい方が受験対策講座を利用しています。
社会福祉士の試験は18科目群の分野すべてから出題されるため、幅広い知識が求められます。受験対策講座では出題されるポイントを絞って学べるため、より効率的に合格を目指せます。通信講座はいつでもどこでも繰り返し学習ができるため、知識の定着がしやすいところもポイントです。
仕事や子育てとの両立で学習時間が取りにくい方、より確実に合格したい方は上手に活用するとよいでしょう。
社会福祉士になるにはどのようなことを学ぶのでしょうか。
以下の第33回(2020年度)の試験科目から、学習内容を見てみましょう。
社会福祉士は支援対象が広いため、多くの知識を学ぶ必要があります。
教育課程では、人の身体の構造から心理、社会や福祉について、支援対象に対する知識や制度、相談援助の理論と技術などを学びます。
上記は第33回の試験科目になりますが、学校のカリキュラムでは上記の分野の学習のほか相談援助の実習時間が課せられています。実習場所は特別養護老人ホームや障害者支援施設、児童養護施設、地域包括支援センター、社会福祉協議会などさまざまです。
なお、厚生労働省による「社会福祉士の教育内容等の見直し」の発表で、2021年度以降入学者は新カリキュラムとなり実習時間も180時間から240時間に増えます。 2024年度の第37回試験から、試験内容にも反映される予定となっています。
社会福祉士の国家試験は毎年1回、例年2月に行われます。年に1度しかない試験ですので、もしも不合格になってしまうと次の年まで待たなくてはいけません。 合格を勝ち取るために試験対策はしっかりとしておきましょう。
仕事などで忙しく、たっぷり学習時間がとれない方に、こちらではより合格に近づくために受験対策講座を利用したときのスケジュールを参考として紹介します。
試験日 | 例年2月上旬 |
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申込期間 | 9月上旬から10月上旬 |
受験手数料 | 15,440円 |
合格発表 | 3月中旬 |
試験対策講座を開催するスクールの標準学習期間は7~10カ月程度ですので、5月頃から開始するのがよいでしょう。 上記のスケジュールを参考に、自分なりに計画を立ててみてください。
社会福祉士の支援対象は高齢者や障がい者、ひとり親家庭や子ども、低所得者など幅広いこともあり、学ぶ内容も幅広いです。 難易度も低い試験ではありませんので、国家試験に合格するにはそれなりの準備も必要です。
簡単ではない試験ですが、すでに働いている方や子育て中の方もたくさん合格しています。働いている方でも受講できるような通信課程を用意している学校もたくさんあり、上手に活用しながら多くの方が目標を達成しています。より合格に近づくために、受験対策の通信講座を利用している方もいます。
通信講座と仕事を両立できる日程を組むなど、自分なりの計画を立てて着実に実行していけば
あなたも社会福祉士になる夢をきっとかなえられるでしょう。
社会福祉士は取得すると、介護現場なら生活相談員として働けるなど活躍の場も広がります。あなたの活躍を待っている人もたくさんいますので、受験をする方はぜひ合格を目指して頑張ってください。